~ 菜 乃 庵 ~

ユルイ生活blog.目指せオトナのsimple life.

振り出しに戻る

早いものでもう九月。終わる!今年があと4か月で終わる!!!

 

リノベーションのお話の続き。

 

【私たちの夏を返しての巻】

結論を先に言うと、リノベーション会社選び失敗です。振り出しに戻ってます。

 

4月初旬にリノベーション会社のセミナーに行きました。

4月下旬には、安全予算を出すためにリノベ会社紹介のFPさんと面談しました。

5月中旬、リノベ会社にて一回めのヒアリング(約3時間)

5月下旬、仮ローン審査申し込み。通過

6月初旬、FPさんと2回目の面談

6月中に、リノベ会社にて二回目、三回目のヒアリング(いずれも2-3時間)

6月下旬、リノベ会社が手掛けたお家の見学(1時間半くらい現地にて話す)

7月初旬、ようやく我が家にて現地調査。

7月中旬、リノベ会社とweb会議

     9月下旬くらいに解体予定なので、仮住まいを探し始める

8月初旬、リノベ会社より3プランのプレゼンを受ける

     見積もり、仮図面をもって、ローン申し込み、仮住まいも申し込み

8月中旬、リノベ会社と図面打ち合わせ

     この辺りで不安が倍増、リノベ会社から紹介されたFPさんに相談。

     ローンは仮申し込みでstop。仮住まいはキャンセル。

8月下旬、最終的な契約には至らず。

 

とまぁこんな感じ。この5か月は何だったんだー(苦笑)

 

 

窓から見える風景と観葉植物の写真

 

 

相性が悪かった。といえばそうなのかもしれない。トントン拍子に話が進まないってことは、何かあるってこと。勉強になりました。

 

思い返せば、一番最初の面談でちょっとした違和感はあったんだ。そういう小さな「あれ?」って思うことがちょっとづつ積み重なって、最後には大きな不安になってしまった。私だけじゃなくて、夫も早くから「ん???」と思うことがあったらしい。それでも前向きに、いいように捉えようとお互いに思ってたんだよね。

 

あれ?って思ったことは、そのままその場で直に聞く方がいい。私たちは貯めちゃったもんだから、最後は不安と不満があふれ出てしまって契約はできなかった。もちろん大人なので、相手の非ではなく自分たちが未熟だったことを理由に辞退したけれども。

 

例えば、最初からものすごく塗り壁を薦められた。塗り壁自体は利点もたくさんあるんだろうけれど、それを勧める時の言い方が、「壁紙だと小さな気泡が入ってるとか、ちょっとズレてるとか苦情をいう人がいる。職人だって人間なんだから多少の失敗はある。塗り壁にすれば、そんなことを気にする必要もないですよ」みたいな...。

この時私が感じたのは、この人は何か問題が起こった時にはお客様側の味方にならない人なのかなぁということ。でも職人さんを大事に思う人なんだと解釈したんだよね。

 

施主側からすれば、お金を払っているのだから、職人も人間とはいえ、そこはプロに徹して仕事をして欲しいと思うのは当然。

そういう何でもないような考え方の端々に、ちょっと施主側に甘えすぎなんじゃない?って思うことが多々あって、それが私にはすごくストレスだった。いい意味でも悪い意味でも、お客さんとの距離が近いリノベ会社だったなぁと思う。

リノベーションって一緒にお家を作るひとつのチームになるから、一体感は大事だと思う。でも、そこにお金のやりとりが発生する限り、リノベ会社は施主との間にきちんとした一線を保つべきなんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

決定的にあれ?これは違うかも?と思ったのは、プレゼンを受けた図面を見たとき。

プランは3つあったんだけど、a案は私がラフ描きした図面をただ単に清書しました的な、施主のプランに対して何の工夫も提案もなく、愛がなくってこれには萎えた。

b案はリノベ会社一押しの図面で、私たちの家じゃなければ本当にコンパクトにうまくまとまった図面だった。見学に行ったお家の図面とすごくよく似ていた。

c案も頑張ったなーっていう感じは見えたけど、私たちの希望がほとんど反映されていない図面だった。この図面のどのあたりが私たちの希望と合ってるんですか?ってその場で言えば良かった。

 

でもせっかく力作をプレゼンしてもらって、b案がいいですよーって言われちゃって、かろうじて「b案いいですけど、a案のこっちもいいです」みたいな弱気な発言したら、その場がザワついたんだよねー。だから嫌だという部分を言わないで、a案のここがいい、b案のこの部分は採用したい。みたいな褒めてその場をしのぐという。

 

施主に気ぃつかわせんじゃねーよ!!!(泣)

 

自信作のプレゼン作品だったのなら、どこがダメですか?くらい聞いてほしい。

 

当初は社長とコーディネーターという二人体制でヒアリングされて、現地調査にはその二人に加えて、設計士さん、現場監督さん、一級建築士さん(名刺から外部委託と認識)の五人体制になったんです。

 

プレゼンの場には、建築士さん以外の4人が揃っていて、次回は新たに一人迎えて打ち合わせしますねって言われたので、その時はてっきり現地調査に来て下さった外部委託の建築士さんが加わるんだと思っていた。

でも、一週間後の図面打ち合わせには、初めましてのプランナーさん(後で聞いてプランナーさんだったことを知る)とコーディネーターさんの二人だった。どうやら外部委託の人らしく(名刺もらってない)、ヒアリング内容が引き継がれていなかったみたいで、このプランナーさんがなんと模様替えのプラン(ベッドの大きさとかカーテンの位置とか)を提案し始めたんですよ。

 

え?どゆこと???

 

今はまだ間取りが決まってない状態。心地よく暮らせる間取りの提案をお願いしているところで、そのためのプランナーさんだと思うんだけど?

最終的にはこのプランナーさんが私たちを担当することに決まったみたいなんだけど、その人がダメとか悪いとかじゃなくて、会社の場当たり的な人選に不安を覚えたわけなのです。何のためのヒアリングだったのか。連絡系統は一体どうなっているのか。

 

これから工事が始まったら、言った言ってないっていうすれ違いは少なからずきっとある。そうした時に誰が、どのように責任をとるんだろう?施主側の立場になって物事を見て考えてくれる人はいるんだろうか。そういう漠然とした不安が大きくなってきた。

 

数日後、アポをとっていたFPさんに事の経緯をボソボソと話し出す。なぜアポをとっていたかというと、見積もり額が予算額を大きく超えていたから。

 

この時点で既に不安はあった。設備に対しては何の希望も提示していない。すなわちリノベ会社が一番安く使いやすい設備を入れているということ。にも拘わらず、すでに予算オーバーなので、以降何一つ、自分の好みを主張することができていない。キッチンをコレにしたいと言おうものなら、値段上がりますよって返される。

 

間取りに満足してない。設備も希望したものじゃない。なのに予算はすでにオーバー。

間取りを自分で考えたり、DIYできるものは自分ですると宣言したり、何のためにローン組んでリノベするのかわからなくなってくる。

 

このFPさんはリノベ会社さんと繋がっているから変なことは言えないけど、でも夫がしっかりと愚痴ではなく、体制に不安があることを説明してくれて、「これはこの業界ではよくあることなのか、それとも企業としては黄色信号なのか」って聞いてくれて、FPさんが「後者ですね」と言ってくれたので、ですよねーって不満爆発(笑)

 

とりあえず、ローンは仮申し込みするだけして、話を進めるのはちょっと様子見したほうがいいかもしれない。何だったら、一旦保留にして別の会社を見てみるのもいいかも知れない。という方向に話は進む。それでもなかなか決断できない私。夫に「損切リできない人になってるよ」と言われる。ぁぃすみません。

 

FPさんからリノベ会社の方へ、私たちが不安になっていることをチラリと話してもらうことにして(どんな話があったかはわからないけど)、その日の夜、リノベ会社から電話がかかってきた。

夫からも不安な点、不満な点を言ってもらって、私の分も吐き出して、それでもなかなか決断できなくて、とりあえずもう一回チャンスをくださいと言われてokする。次回は売買契約を交わす予定だったんだけど、とりあえず今のままでは契約できませんってことは伝えた。

 

契約の日まで二週間。多分あちらは必至になって私たちのためにプランを考えてくださっているだろう。それがダメだったらあきらめもつく。でももし気に入ったら?このままあの会社にお願いする?大丈夫?夫と二人で話し合って決めた答えはNoだった。

 

簡単に書くつもりだったのに、書きだしたら長いこと(笑) 次回に続く。