おじさん

通勤電車の中の人っていうのは、たいてい知った顔になってくる。立ち位置も漠然と決まっているように思う。一つ後の駅から乗ってくる人の中に、だいっ嫌いなおじさんがいる。遠慮がないのだ。

そのおじさんは、座席に少しの隙間、子供が座れるかどうかの隙間であっても、人のひざに座らんばかりに入ってくる。私は一度思わず「えっ？」と声をあげてしまったくらいだ。こっちが恥ずかしいよ。席を譲り合うのは当然だと言わんばかりだ。もちろんそうだろうけど、一言「すみません」とかあったほうが、周りも「はいどうぞ」って気持ちになるんじゃないかと思うのは私だけ？その人は狭いところに割り込んだ上、新聞を広げるのだ。隣の人の顔の前まで新聞を持った手が伸びてくる。ひざの上においた鞄にも手を置いてくる。そして口が臭い。かんにんしてください。

遠慮してその人と距離をとろうとすれば、ずいずいと勢力を伸ばしてくる。たまりかねて立ち上がると、その人は二人分の席を堂々と一人で座ってしまうのだ。恐れ入ります。もう少し好感のもてる人だったら、普通に席が譲れるのにな。私がゆがんでますか。中には意地になって張り合ってる人もいて、傍で見てると「負けるな〜」とか思ってしまいます。男同士だとひざで小競り合いをするんだね。女はおじさんとはひっつきたくないから、離れようとするけどさ。おじさんはぴったりひっついてくるので暑いです。息遣いとかも体に伝わってきて気持ち悪いです。私が乗る駅では余裕で座れるのですが、次の駅でそのおじさんが自分の隣めがけて乗り込んでくるともう・・・orz