東京タワー

東京タワー (新潮文庫)

一気に読みました。江國さんの本は一気に読んでたっぷり浸りたい。耕二も喜美子も透も詩史も、多分何不自由ない日常生活だから、不自由さに絡み取られる。日常生活が順調であればあるほど、その不自由さは切なくてもどかしくてはがゆくはかない。そのどちらも手放せなくなる。

好きな人と一緒にいる時間は至福ですよね。手に入らないものならなおさら。過去に映画化されてますが、私は見ていません。ちょうど読み終わったときに、マドンナの「Take A Bow」が流れてきてぼーっとしちゃいました。