~ 菜 乃 庵 ~

ユルイ生活blog.目指せオトナのsimple life.

ガラスの十代

いゃ、そんな繊細な話ではないです(笑)

ガラスで怪我をした子供の頃の思い出です。


小学3−4年生の頃。十代になりたてです。
場所は今でもハッキリと覚えているけれど、何でそこを通ったのかは忘れた。
友達の家に遊びに行った帰りだったのか、薬局にお使いに行った帰りだったのか。


車が一台通れるほどの、アスファルト道路の真ん中に、一枚の大きなガラスが割れて倒れていた。
それはもう踏みつぶされいて、大きなガラスの破片となっていたけれど、私はそのガラスの上に乗って、さらに粉々に足で踏みつぶして遊んだ。

ビシバシとガラスが割れていく感触が楽しくて、夢中になって踏み続けた。
細かくなったそれは、夕方の道路にキラキラしていて綺麗だった。
ほどなく満足して家路に向かった。


とその時、左の足の裏にチクリと痛みを感じた。大した痛みではなかった。
何かが靴の中に入ったのかと運動靴を脱いではらってみたりした。
靴の中には何も入っていなくて、それでもやっぱり歩くと痛い。
そっとそっと、左足を地面につけずに家路を急いだ。

靴を脱いで驚いた。何だか血がついている。靴下も汚れている。
ものすごく悪いことをした気持ちになって、家族には黙っていた。
靴下をこそっと脱いで、新しいのに履き替えても痛みはひかない。


夜になるとチクチクとした痛みがズキズキとした痛みに変わる。
足の裏を見てみたら、1cmほどの切り傷から血がにじみ出ていた。
触ってみると何だか固い。皮が固くなっているんだと思って引っ張ってみた。
痛みが強くなるだけで、皮は全然びくともしない。爪切りで切ろうか…。

そのうちその皮を触っていて気がついた。(遅っ
真っ赤に染まっているのは皮じゃない!ガラスの破片だっっ!!!
恐ろしく怖くなって泣き出したのは言うまでもなく…。


運動靴の底もダメになってました。もちろん叱られました。
生傷の絶えない子供でした。

今でも左足の土踏まずには1cmほどの傷跡があります(苦笑)