ネット内の幼馴染

ネットを始めてかれこれ7-8年になる。当初ビギナーの掲示板で知り合った人と固定で掲示板をつくって遊んでいたことがあった。メンバーは10人前後だったけど、書くのが新鮮で楽しくて2-3日巡回しないと3桁の未読が表示されていることもあった。うれしい悲鳴をあげて読み、返事を書いていた頃が懐かしい。その掲示板は今でも残っていて、時々巡回してみる。すると、ぷくっと浮いてくる人がいて、ちらほらと返事がつく。

当時学生だった人が社会人になっていたり、結婚して子供ができていたりして、ほとんど変化のない私は時間の流れを感じる。とりまく状況や環境が変化する中でネットで繋がっている不思議さを思う。実際に会ったことのある人もいて、とても懐かしい。あんなに盛況になることはもうないだろうけれど、あの場所を残してくれている大家さん(リーダー)に感謝。ネット社会に出て、何もわからず右往左往してたあの頃、彼や彼女の言葉に励まされ、笑い、泣き、よき理解者であり、助言者でもあった。

初心者ならではの失敗を笑い話として共有した者同士。友達というには遠い存在だけど、私にとって彼や彼女はネットの中の幼馴染なのだ。ネットで知り合って、ほんの一時言葉を交わして通り過ぎることが多い中で、あの場所は本当に貴重なものだと思う今日この頃。みなさんお元気ですか。

※現在、掲示板は運営側の都合でなくなりました。09.07追記