てのひらの迷路
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 文庫
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引きこもりの最中は、人を見る目がひどくゆがんでしまう。すべての人が立派に見えることもあれば、つぎの瞬間これ以上になく貧欲にも見える。世界は冷酷無比で、自分が生きていく場所などないように感じられたりする。
銀紙の星より
だが人間というのは、基本的にブラックボックスなのだ。ある状況にはまりこむまでは、自分自身でもどんな反応を示すのか、予想がつかないものです。
ジェラシーより
石田衣良さんとしては珍しい(?)少し色っぽい作品「片脚」とそのアンサーソングの「左手」がなかなか面白かった。