船を建てる/Shipbuilding
- 作者: 鈴木志保
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
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ゆるゆると読み返す。何だか今はそんな気分。読みたい本はたくさんあるのに。
「アシカたちのブローティガン・ワールド」と評される通り、リチャード・ブローティガンの影響を強く受けたらしいこの作品。私はリチャード・ブローティガンを知らない。
ストーリーがあってないような、もう雰囲気だけと言えばそうなのかもと思う説明し難い、この独特な感じ好き。
一時は入手困難になってたみたいで、手放したら二度と手に入らないかも…と思っていたら、07年に復刻版が出たそうな。
主人公は二匹のアシカ。名前はタバコとコーヒー。排他的で、刹那的で、だけどポップで温かくてハッピー。世界の終わりと…。
で、エルビス・コステロのこの曲「Shipbuilding」が題名だとか…。
これはロバート・ワイアットのカヴァー。渋い。
With all the will in the world
Diving for dear life
When we could be diving for pearls
世界中の意志をつぎ込んで
いとしい命を海に投げ出すのか
ぼくたち真珠を探しに飛び込むこともできるのに
全歌詞は【こちら】