2009-08-24 残暑お見舞い申しあげます 写 ヒトリゴト 特に何もしていないのに、夏だからって特別なわけじゃないのに、どうして夏の終わりはこんなにも寂しく感じるんだろう。うだるような暑さと、息苦しいほどの日差しと、うんざりするくらいの気怠さを抱えて毎日を過ごしていたというのに。 うるさいと思っていた蝉の声は、いつの間にかひぐらしの声に変わり、朝夕の風は少し冷たくなって部屋を通り過ぎる。ほてったカラダも、汗ばんだカラダも、全部脱ぎ捨てるように、ひんやりと柔らかく、人肌恋しい季節に変わっていく。 大丈夫。まだ大丈夫。