僕のなかの壊れていない部分
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/08
- メディア: 単行本
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人こそが時間なのだ。時間のない空間は、人間にとっては無意味に等しいのかもしれない。真知子さんが言っていたように、場所も人も時間も、すべてはたった一つのものの別々の姿にすぎないのだろう。
愛することも信じることも懐かしむことも、その対象が人であれ自然であれ何であれ、それは要するにこの世界に居つづけたいと駄々をこねているだけのことだ。
読み終わって最初に出た言葉が「面倒くさい人だなぁ…」だった。生きること。死ぬこと。それぞれの意味。
何事も、簡単に考えようとすればするほどややこしくなるし、難しく考えれば考えるほど、その答えは簡単だったりする。
※ブックオフで買ったんだけど、この本がえらくたばこ臭くてマイッタ。持ってる手にまで匂いが移って、でも読みたいし…(泣