東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ/遥洋子
- 作者: 遙洋子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本
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「私はこういう人だから」ではなく、すべての条件を相手に合わせてまでも、言いたいことがある、という現実。「こんな私」を理解してもらうより、自分を変えるほうが早い。
そこには発言する女に対する好意的環境など、ない。という大前提がある。
そこでの技術だ。そこからの技術でしかない。
まず、そこをクリアしなければ、なんの議論も、ない。 p213-214より
男尊女卑な家長制度の家庭で育った私は、高校生の頃を頂点に、ジェンダーやフェミニズムについて考える日々が続いた。その頃のことをちょっと思い出して、夢中で読んだ。
今となっては、何だか面倒くさいなーになっちゃってる自分。勝ちたい気持ちより、もう勝たなくてもいいやになってしまった。戦い続けるって本当に大変。