~ 菜 乃 庵 ~

ユルイ生活blog.目指せオトナのsimple life.

親子関係


3年ぶりに実家に顔を出した。
猫が4匹(母猫+子猫3匹)いた。全部私の知らない子。


3月に母から来た手紙には、ついに返事を出さなかった。


先日電話で話した父は耳が遠く、電話での会話が不成立だったのでちょっと気になっていたけど、実際には多少聞こえにくい程度みたいでほっとした。父方の祖父も耳が遠かったので、もしかしたら父もゆくゆくは補聴器が必要になるかもしれない。

両親に会うのは母とは3年ぶり、父とは5-6年ぶりくらいだった。それなのに、父からは「一年ぶりか?」といわれて驚いた。聞けば1年が本当に早いらしく、9.11事件は3年くらい前の出来事だと思っていて、ニュースで10年前だと知ってびっくりしたとのことだった。


よく「実家に帰るたび親が年老いて小さく感じる」というようなことを聞くけれど、私がそんなふうに感じたのは過去に一度だけで、その後は小さく感じるどころか、相変わらずのパワーに圧倒されて話をするだけでものすごく疲れる。

私にとって親はストレスのど真ん中にくる人たち(相性がよくないんだろう)で、小学生の頃から胃痛に悩まされていた。まさか親も本人も、家族間のストレスで子供が胃炎を起こしているとは考えず、特に風邪をひいたりしたときは(申し訳なくて、そういうふうに思わせる親なので)必ず胃痛を伴い、私の風邪は胃にくるものだという認識だった。

父からは胃が痛むたびに、子供が胃痛を起こすのはおかしい。そんなにしょっちゅう胃が痛いのはおかしい。お前は弱い。いろんなことを気にしすぎる。といわれ続け、その言葉でまた胃が痛むという…。


確かに小学生の子供が、慢性神経性胃炎で七転八倒するなんて可笑しいよね(苦笑)


胃痛はその後もずっと持病になっていて、それが親から離れて暮らし始めてからぴたりとなくなって、ようやくあぁそうか、と気がついた。その頃、自分がアダルトチルドレンの可能性があることを認識した。※アダルトチルドレン - Wikipedia  ※アダルトチルドレンについて - カウンセリング 大阪の心理オフィスステラ


妹はすでに十数年ほど親とは絶縁状態で、多分そうすることで心の平穏を保っているんだろうと思うけれど、親の方はそういうふうには考えていない。そして、それはもう仕方ないのかなぁと最近は思う。今さら親に過去のことを追求しても、今現在のことですら、すでに反省や後悔をするよりは開き直る世代なのだ。

手紙の返事がないのは、それがお前の答えだろうと言われ、そのことでまた憔悴しきってしまう。返事をしてもしなくても、多分きちんと消化できない。

私はまだ親を完全には断ち切れず、中途半端なところで右往左往している。突き放すのも、突き放されるのも、もやもやしたものが残ってしまうのだ。父の言葉を借りれば、やはり私は弱いのだろう。

なので、実家から帰ってきてからずっとドヨーンとした気持ちをもてあましていて、すでに胃がしくしくと痛い。理解してほしいとか、理解しようとか、そういうことから解き放たれて、何を言っても言われても、親は親、自分は自分と思えるようになりたい。



がんばれにゃ〜♪