アルジャーノンに花束を
- 作者: ダニエルキイス,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1989/04
- メディア: 単行本
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有名な本なのですが、実は題名だけしか知らなくて恋愛ものか何かだと思ってました(恥) これってSF(サイエンス・フィクション)なんですね。
「高いIQをもつよりもっと大事なことがあるのよ」p-308
知能指数68の主人公が、手術によって天才になります。けれど同じ手術を事前に受けたネズミが驚異的な知能を得たのち、やはり急速なスピードで知能を失うのを見て、主人公が自分の行く末を知ることになり、そして…。その過程を自分と対峙しながら書く「経過報告書」という形で書かれていきます。
友達に「泣けるよ」と勧められて読み始めたのですが、最初は読みにくいし、長いし、一体どこで泣けるんだ?と思いつつ、とうとう最終ページ。最後の二行で泣きました。ここに全てが収束されてます。スゴイ!