セックスボランティア
- 作者: 河合香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
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障害者の性をどう扱うかは難しい問題だけど、手が不自由だと自慰が出来ないっていうのは、正直わかっていてわかっていない事実だった。男の人はツライだろうから、それを介助する人は必要かも。でもこれは男だけの問題ではないよね。性欲は人として自然にある欲求だから。
セックスはゆっくり落ち着く場所なんです。人はぬくもりがないと生きていけません。p-118
性とは心を生かすと書く。楽しくなくっちゃいけない。p-132
愛と性欲を区別する必要なんてないんだ。恋愛感情は病気じゃないよ。それを受け止めて、対処する方法は必ずあるはずだから。p-167
人を好きになることに、障害者も健常者もない。だからこそ障害者だからといって、ボランティアでのセックスには疑問を感じる。愛のないセックスと割り切るなら、お金を介在するほうが双方いいような気がする。
問題はあるにせよ、オランダはいろいろ進んでいてビックリ。