世の中で一番おいしいのはつまみ食いである
- 作者: 平松洋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
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「世の中で一番おいしいのはつまみ食いである。だって、隠れてイケナイことをしている以上に、わくわくするときはないもの。」と帯に書かれていたのです。
ちなみに二番めにおいしいのは「味見」ですって。えぇお料理の話しですよ?
手指を使って料理するって、ものすごく官能的ですよね。読んでいたら、葉っぱはちぎりたくなるし、お肉はこねたくなるし(笑)
昨日引用した文章は「手で揉む」の章。
揉むということは、つまり、身もふたもなく目の前の相手といっしょに馴染み合い溶け合う、そういうことなのだった。
それさえ思い知っていれば、今日からあなたも揉み上手。きゅっと固太りのゴーヤーも、すぐさましんなり萎え果てるなすも、手練れの余裕でたっぷりやさしく扱える。p81